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フランス語。形容詞の話。

マダムとフランスの歌番組を見てた時の事。
さわやかな男前が出てきてマダムが

Il est beau garçon !!

…ふむふむ。フランス語で男前のことをそう言うんですね。

Vous connaissez ?

と、私が聞いたら

Je ne sais pas
そうかぁ、知らないか。


Mais. il est beau garçon !!
と、私が答えるとニコニコしてました。


今日は、アランドロンのゾロに出てた渋い男前を見て

Il est bell homme.
…一瞬うん?って思ったけど、例のカオスな形容詞だと気付きました。

ニュアンス的に、
Il est beau garçon = イケメン
Il est bel homme =ハンサム

って感じだと思います。


そして、カオスな形容詞ですが、テキストで理解しようと思ったら吐き気するくらい混乱するんですが、実際に話してるのを聞くとすんなり納得できました。
フランス語は、音の響き第一で、母音を大切にする言語なんだと。

今回の、beauはフランス語で美しいという意味の形容詞です。
何で、beauがbelなのかと言うと、hommeが母音だからです。
フランス語の母音は、a,e,i,u,o,yの5つ!!
頭文字が母音の単語は、読みが変わったり、形容詞が変化したり厄介です。
hommeって頭文字、hで母音じゃない!!と思うかもしれないけど
フランス語は、hを発音しません。hの存在は無視されています。
なので、hommeの頭文字は、hの次のoってことになります。
よって、hommeは母音から始まる言葉として、belになるのです。

他に、フランス語の名詞は全て、男性名詞と女性名詞に分かれます。
今回のgarçon(男の子),homme(男性)は、その名詞自体が男性なので、男性名詞です。
fille(女の子), femme(女性)は、その名詞自体が女性なので、女性名詞です

フランス語の形容詞は、名詞の性別でも変化します。
女性名詞だと、belleです。

尚且つ、単数か?複数か?でも変化します。
女性名詞は、語末にsを付け足すだけでOKです。
男性名詞は、beauxです。何でそうなるんだよって思うけど、多分音の響きを大事にするが故でしょう。

そんなわけで、フランス語の形容詞 beau 美しいは、
男性名詞 → beau

男性名詞(母音から始まる) → bel

男性名詞(複数) → beaux

女性名詞 → belle

女性名詞(複数) → belles

と、5種類に変化します。
ちなみに読み方は、「ボー、ベル、ボー、ベル、ベル」です。ほとんど一緒じゃないか!!って思うでしょ?
その通りで、末尾の子音字を読まないという法則により、読みは簡単なんです。
だから、会話は出来ても文字がまったく書けないという事件が発生するんです。

複雑に変化するのは、一部です。その一部が使用頻度の高い言葉なのが、フランス語の意地悪なところです。

でも、フランス語話者が話してるのを聞くとすんなり納得できるのは、やっぱりフランス語がきれいだからです。
フランス語が難解なのは、響きを美しくするためだけです。